【設計者との打ち合わせや建設組合の話し合いに時間が割かれる】自分の部屋の間取りやインテリアについて、建築家との個別設計の打ち合わせが必要になり、その分時間が取られる。この点については、むしろ「自分の思い通りの住まいづくりができる」ということで、楽しめる方も多いのではないだろうか。面倒だし、通常のマンション程度でよくそれほどこだわらないという人は、寝室の数など基本的な要望を伝えて、建築家にまかせてしまえば、それほど時間をかけることもない。また、コーポラティブの建設に当たっては、参加者で建設組合をつくる。建物の設計、共用部の仕様、施工会社の選定、管理規約の検討など、事業を進める中で判断を迫られる事柄については、参加者みんなで話し合い決議する。こうしたことを検討し、決議するために、組合の会議(=総会)を開く。建設組合の会議については、住民主導型と企画者主導型とで、その回数や負担の度合いが大きく異なってくる。住民主導型で進める場合は、細かなあらゆる内容について会議を経て決めていくことが多いようだ。専門にコーディネーターを設けず、自主的に運営を行ったコーポラティブでは、一○○回近く議論を重ねたケースもある。一方、企画者主導型の場合は、専門知識を持つコーディネーターが、あるいは設計事務所がコーディネート業務も兼務する場合があるが、会議資料づくりを始めとして、会議運営をリードしていくことになる。
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